The Last of Us
全世界で200以上のアワードを受賞し、つい先日もソニー・インタラクティブエンタテインメントの海外PlayStationブログにて2010年代のベストゲーム「Game of the Decade」のプラチナトロフィーに輝き。1700万本の売上げを記録した『The Last of Us』。
以前からプレイしたい気持ちでPSストアのセール時に購入はしつつも、一度購入してしまうと「いつでもプレイ出来るから」という安心感から数年間ライブラリ内で寝かせて積みゲーとなっていた作品でした。
2018年のE3では続編に当たる『The Last of Us Part II』が発表されましたが、今年に入り新型コロナウイルスの影響に関連したサプライチェーンの問題もあり、一時はリリース無期限延期となっていました。
そのような発売延期を繰り返し今年6月19日にいよいよ発売する事が発表されました。
「事前に前作を予習しておかなくては」という気持ちで昨年末に『The Last of Us』をプレイしてみたのですが、私ことカズロックについてお話しますと、とにかくこっち系のゾンビ物が大好きで映画で言えばジョージ・A・ロメロ監督の『Night of the Living Dead』,『Dawn of the Dead』(邦題:ゾンビ)に始まり最近のモノではテレビドラマシリーズの『ウォーキング・デッド』,ゲームではバイオハザードシリーズと、とにかく「ゾンビ物」が好きな性分であります。
「ラスアス」にも関しても同じ匂いを感じて手を出しましが結果的には前述した作品とは少し毛色が違いましたが(ウォーキング・デッドは近いかな?)、率直な感想としては「何故これ程の傑作を今までプレイしなかったのか!」と思う位素晴らしい作品でした。
二人で生き抜け。この最悪な世界を。
開発はクラッシュ・バンディクーやアンチャーテッド等でも知られるSCEワールドワイド・スタジオのノーティードッグが手掛けております。
設定の舞台はアメリカ、謎の寄生菌によりパンデミック後の荒廃した世界で家族を失い失意の中、絶望的な世界を日々生き延びていく事に駆られる中年男性ジョエルと、家族の愛を知らない天涯孤独な14歳の少女エリーによるサバイバル劇となります。
ジョエルはあるトラブルをきっかけに反乱軍ファイヤーフライのリーダーマーリーンから運び屋の仕事を頼まれる。
その荷が世界を救う鍵となる少女のエリー。
2人が目的地を目指す間のパンデミック後の世界では、寄生菌による「感染者」や治安維持の名の下非人道的な行動を取る「軍隊」、野盗となった「略奪者」達が溢れている。
華麗なグラフィック
私はPS4のリマスター版でのプレイでしたがオリジナルはPlayStation 3にて2013年に発売された作品となります。
ゲームエンジンはアンチャーテッドシリーズで使われていたものと似たノーティードッグ独自開発のエンジンという事で風景等の描写が非常に綺麗です。
緊張感のある戦闘アクション
アクション面ではTPS視点でのプレイとなり、アンチャーテッドとゲームシステムが近い為シリーズをプレイした事のある方はすんなり受け入れられる操作性かと思います。(私はラスアスで虜になりその後アンチャーテッドシリーズへ流れていきました)
銃や弓を主軸にナイフやグレネードを駆使して戦っていくのですが、正面突破でどんぱちやり合うも良し、気付かれないよう背後に近づいていきスニークキルで一人づつ敵を減らしていく事も可能で戦闘の幅が広く、また物資も少なく限られた中で色々と考えながらのプレイがとても緊張感があります。
圧倒的な没入感のストーリー
このゲームの何より特筆すべき点は重厚なストーリーとユニークなキャラクターです。
主人公のジョエルは過去に家族を失い心に傷を負った事がネックとなっているのか、物語冒頭ではエリーとやや距離を置いて接しています。
そして作品におけるもう一人の主役エリー。
少し小生意気でふとした時にジョークを言って場を和ませたり、外の世界を知らないので見るもの全てに感動を露わにします。
これがまた良い!
ハッピーエンドな内容ではありませんがエリーという人物をより深く描写されておりライリーとの友情とそれ以上の関係性、本編への伏線ととても良い作品でした。
The Last of Us Part II
今週始めには一部内容がリークさせる出来事が起こり、ストーリーに関わる部分が公開され驚くような展開があるようです。
私はネタバレをしたくないのでこのリーク情報に関しては一切調べておりませんが、ジョエルや様々なキャラクター達がエリーとどのように関わってくるのか?気になるところです。
『The Last of Us Part II』の予約は既に開始されておりのパッケージ版はディスク2枚組、ダウンロード版は100GBにも及ぶようで、ボリュームも充分備わっており今から楽しみでなりません。
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